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オガワの腹ん中。

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……という映画を観てきました。

要は「北の国から」方式です。
主人公の男の子が、6才の時から、高校を卒業するまでを、
12年間、同じキャストで、家族劇&成長劇を編んであるんですな。

「あのねーおかーさんボクねー空みてたらねーハチがねー水面でジャンプしてねー」とか言ってた子が、
いっぱしに彼女できて友だちとビール飲んでマリファナとか吸っちゃうようになるまで。

何せ、少年のお母さんの男運が悪すぎるんです。
子どもたちの父親とはすでに離婚していて、
次に出会った男も、その次に出会った男も、
最初紳士なんだけど、どんどん高圧的支配的暴力的になっていく。

何かといえば「誰が食わせてると思ってんだ」問題です。

あたしは前日に『問題のあるレストラン』を観ていたので、
「男の人と生きていきたくなくなり度」が半端ないわけ!

でもね、ラスト、成長した子どもたちを見送る母親の胸にあるのは、
たぶん、やっぱり、孤独感なんだよね。

私は、家族を作ることを選ばない、ことを選んでいるけれど、
あっちの選択肢を選んだとしても、孤独は孤独なのだ。

泣いちまいました。
お母さんの最後のせりふが素晴らしすぎた。

笑顔の奥で孤独の渕にある人を、どうやったら抱きしめてあげられるだろう。
笑顔の奥で孤独の渕にある私は、どうやったら抱きしめてもらえるんだろう。

簡単にみえて、すごくすごく深淵なことのように思いました。
by shibe0814 | 2015-01-24 12:13

おめでたい話。

なんだかわかりませんが、ここ2日続けて、

妊婦さんに、まちがえられております。

昨日はお風呂屋さんでしたね。
となりの洗い場でおばちゃまがにこにこちらちらこっちを見ていて、
何だろうと思ってたら立ち上がりしなに「赤ちゃんがいるの?」って。
超ーーにこにこで。

今日は今日で、同世代ぐらいの女性に電車で席を譲られたですよ。

前だったらね、もーー恥ずかしい、消えちゃえこんな身体!!!って思ってたけど
(いや今もまったく思わないわけじゃないけど)、

でも昨日のおばちゃまがね、とても幸せそうというか、
「幸せを分けてもらってるわ、うふふ」感が半っっ端なかったので、

よろこんでこの身を捧げましょう。ってちょっと思った。
あたしの出っ腹が笑顔を呼ぶなら。

といいつつささやかに傷ついてはいるので、
今日はプールで泳いできました。
めずらしいですねえー、雪でも降るんじゃないですかー?
ええ、降るらしいですね予報的に(笑)
by shibe0814 | 2015-01-21 17:44

あたたかな残虐。

ぼーっとしてたら、1日なんてあっという間にすぎちゃいますね。
私は、ぼーっとしてる合間に、取材に行ったり、原稿を書いたりしています。
昨日は、ぼーっとしてる合間に、『続・男はつらいよ』を観ました。

……前回挙げちゃった手前ね。
BSでたまたまやってたもんだから。
シリーズ2本めだそうです。

もうね、ひどいんですよ寅さんの運命って。
いっつも「寅ちゃん」「寅ちゃん」って気にかけてくれて、
同じことを喜び、同じことを悲しんでくれてた女の子に、
知らない間に恋人がいて、いきなし結婚しちゃうんですよ。

あんだけ、「寅ちゃん」「寅ちゃん」って、何かとそばにいて、
悲しい時には背中をさすって、共に泣いてさえくれた女の子がですよ、
同時進行で山崎努(しかも医者)と恋を育んでいたなんて!

メールも携帯もない時代にだ!
どこでどーやってデートを重ねていたのかと!

女の子のお父さんが亡くなって、
寅さんは尽くしに尽くして葬式を取り仕切り、
でもその葬式の席で、彼女のそばに自分の居場所はないのだと知るんですな。

居場所がない。
それが寅さんを次の旅へと駆り立てる。

……こんな残酷なシリーズなんですか『男はつらいよ』って。

大人なんだなー寅さんファンは。
おいらには胸が痛すぎました。
by shibe0814 | 2015-01-18 14:59

「一番」って。

ポッドキャストって、溜まりませんか。
あたし溜まるんです。だってラジオは毎日流れてるんですよ。
そのすべてを聞くっつったら、それはちょっともう、どんな生活したらいいの??って思う。

だから、聞ける範囲内のものを、お風呂でランダムに聞いています。
昨日は「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)の、昨年11月放送分「一番論」でした。

「一番」って何よ。っていうお話です。

マキタスポーツさんが後輩芸人さんに、
お前もっと映画とかいっぱい観て、知識を貯めたほうがいいぞとアドバイスしたら、

「マキタさん今までで一番面白かった映画って何すか?」

って聞かれたんだって。

けしからーん!って、パーソナリティの皆さんがいきり立つんです。
いろっんなつまんない映画を観て、その中のほんの一割、
やっっとたどり着いた「面白い映画」をおめーに持っていかれる筋合いはないし、
そもそもそれをいきなり観たところでおめーに刺さるわけがない!と。

……思い当たる景色がありまして。

仕事柄、「今どこの劇団が面白いスか?」って聞かれることがあります。
「最近面白いのってどこスか?」って。

ほんっっっっとうに答えに困るのね。

で、答えられない私がいかんのだと、思ってたんです。
「一番」を挙げられるほど、私は演劇を知らない。

それをしようとすると、それはもう大変なことになります。
週に5本とか、そんなレベルになっちゃいます。

そしてそのひとつひとつを記憶し、個別認識して順番に並べ、
自分の脳みそに焼き付ける、

そこまで私は、演劇に注げるだろうか。
そこまで注ぐほど、私にとって、
それが「演劇」か否かってことは、はたして大事だろうか。

否。って思いました。
あたしが好きな演劇は、たまたま出会えた演劇でしかない。

たまたま出会えた誰かに、心を注ぐので精いっぱい。

うーん私には今「演劇ライター」である資格があるんだろーか、
いやむしろ私は「演劇」からは遠ざかった方がいいんじゃなかろーか、

っていうのが、今、私が立ってる場所だったりします。

でもさー!って、「許可局」きいて思ったの!

その質問の方がおかしくね!?と。
その質問の方がおかしいのだと、思っても、よかったんだ!と。

……一方で「一番」を聞きたくなっちゃう側の気持ちもわかるんだけどね。
レンタル屋さん行くと途方に暮れるもの。選択肢がありすぎて目まいする。
だって『男はつらいよ』だけでも48本もあるんだよ!? どーしたらいーのよ!(いや観ろよ)

といって、じゃあたとえば美容院で「何の仕事してるんすか?」から始まって、
世間話的にふりかかってくる「一番面白いのは?」話にはどう対処するのか、

てなところまでラジオは踏み込みますのでよかったらぜひとも。
http://www.tbsradio.jp/tokyopod/
by shibe0814 | 2015-01-14 20:02

お友だちがほしい。

皆さん「行きつけの飲み屋」ってありますか。

私、ないんです。
ひとりで居酒屋さんに入るのは平気なんですけど、
でもお店の人に顔を覚えられないうちに帰ります。

基本的に、オフの時間は、完全にオフりたい私です。
「行きつけの飲み屋」で、お店の人や常連の人と言葉を交わし合う、
なんて行為は、私にとっては完全に「オン」の作業です。

初対面の人と「話をする」「話を聞く」のが、
私の本業ですのでね。

だから、どよーん、べろーん、となりたい時は家飲みが基本なのですが、

でも最近、状況がちょっと変わってきまして。

……静かなんですよねえ。うちで飲んでると。

ひとりでいるのが好きだ(と思ってきた)ので、
静寂にのしかかられて窒息寸前になった時、
ああこれが「寂しい」という感情なのかとようやく自覚したのが最近のことで、
そうか、こういう時に大人の皆さんはあれですね、「行きつけの飲み屋」に行くのですねっ!?

社会の仕組みがようやくわかった41歳。
いやまずそもそも友だちを作れ。
はい。そうですね。ぐうの音も出ません。
by shibe0814 | 2015-01-12 12:04

奇跡って普通にある。

今年の取材始めは、とあるお芝居のパンフレットで、
若手イケメンくんと、私とほぼ同世代の演出家さんの対談でした。

そのお芝居は10年近く続いてるシリーズものなのだけど、
イケメンくんは6年前、劇場最前列ど真ん中でそれを観て、
「ああ俺はこの舞台に出る! 役者になる!」って決めたんですって。

高校生、だったんですって。

ああ、自分たちはそういう世代になったのだ、って思いました。
私が高校の頃は、ひと世代上のおにーさんおねーさんたちがかっこ良くて劇場に通ったけれど、
ぼーっとしてる間に、こっちが憧れ「られる」側の世代になっちゃったのだと。

そしてもうひとつ胸を突いたのは、
彼らがコトを始めて、今日までの時間をかけて、
芝居や踊りや殺陣がうまくなったり、演出家として成長したり、してる間に、

あたしは何してたんだ……? ってこと。

逆に言えば。
私がずっと「今できる範囲のこと」のみを重ねて足踏みしてた間に、
彼らははっきりと、その範囲外のいろんなことを獲得して、それをここで開花させてる。

それだけの時間が、すでに、経っちゃってる。

イケメンくんは「今までいろんなことをごまかしながら帳尻合わせてやってきちゃったことを痛感中です」って言ってたんだけど、
まさに、今、私がそれです!……だなんて、まあ、言えなかったですけどね。あの場では。

そんな「松田凌」くんがご出演の舞台『URASUJI 2015 綱渡り』は、
1/28からザ・スズナリにて上演でございます。
http://www.urasuji.info
by shibe0814 | 2015-01-10 12:34

「幕が上がる」

ももクロさん本広さんによる映画化と舞台化が話題ですね、
平田オリザさんの小説『幕が上がる』。
今度取材することになったので、原作を読み返してみました。

私ってね、観た映画、読んだ本、適度に中身を忘れるんですよ(笑)。
何度めでも楽しめる自信がある。

とても既視感のある景色なんです。
高校生たちが、すべてをかけて、演劇に注ぎ込んでいく過程。
お昼ごはんも、終礼もじれったくて、
一瞬のひまも惜しいくらい、これをやってたい!って思う気持ち。

……ないんですよ私には。そういう経験は。
演劇部の子たちとは仲が良かったけれど、
好きな時だけ遊びに行く感じだったので、
「大会」とか「文化祭」とかそういう明確な「目標」を誰かと共有する、
といった経験がまるでないのです。

なのに、この既視感。
何なんだろうなって思って。自分のこれまでを思い返して。

……まあ、わかんないんですけども(^_^;)

さー取材の作戦を練りますよ。
脚本家センセイにこのへん聴き倒そうと思います。
by shibe0814 | 2015-01-09 11:24
昨日、友人と、去年の紅白の話になりましてね。

吉高さんは、とても「天然」を発揮されてましたですよね。
「花子とアン」の面々が舞台上に押し寄せたとき、
半泣きになりながらの「何、みんな、ひまなの!??」が忘れられません。

思えば、綾瀬さんも、かなりの「天然」司会でしたね。
だけど、このふたりに対するまわりの対応が、
ものすごく、ものすごーく違ったように思うのです。

綾瀬さんの「天然」は、みんなに拾ってもらってた。
「花は咲く」で泣き出しちゃった彼女に、背後から、
「がんばれ」「大丈夫」ってささやいてた「ゆず」北川さんが印象的でした。

一方、吉高さんの「天然」は、あまり拾ってもらえてなかったように思うのです。
何か天然を言うと、放置されちゃうっていうか。
放置して、そのあとの空気を、受信できる人だけが面白い感じ。

これ、何なんだろう!って思うんですよ皆さん!
綾瀬にあって吉高にないものって何?
「拾ってあげたい」と「ほっといていい」の違いって何??

おひまな方いらしたら、ご意見きかせてください。
by shibe0814 | 2015-01-07 11:10

やっぱりこれは、

ちゃんと考えたほうがいいことのような気がして、書くことにします。
嫌な方は読むのやめてくださいね。

昨日、乗ってた電車で、乗ってた車両で「人身事故」がありました。

何の気配もありませんでした。
急に電車が音を立てて止まって、
「この車両で人身事故があった模様です」ってアナウンスがあって、
駅員さんたちが、こっちに向かって走ってくるわけです。

みるみる警察や消防がきて、「目かくし」が張られて、
「救出作業」が行われている間、私たちはただ、
乗って待ってるしかありません。

家の近所だという隣席の男子によれば、この場所の位置関係上、
「意図的に侵入したとしか思えない」とのことでした。

私たちの足下で、すべては行われている。
どうしてたらいいのかまるでわかりません。

小一時間で「救出」が終わって電車が動き出し、
何もわからないまま私たちはそれぞれの目的地へ向かったのだけど、

東京に住んでいるとね。
「人身事故によりダイヤが大幅に乱れております」ってのは日常茶飯事なんです。
「まじかよー」って苛立つ時さえあるの。

でもそのひとつひとつはこういうことなんだ、っていうことが、
なんか、しんしんと、実感に沁みたというか何というか、
少なくとも、それを知れて、よかったのだと思いたい。
麻痺しちゃうとこだった。その方が怖ろしいことだ。
by shibe0814 | 2015-01-06 11:58

「縁結び」の怪

10年以上住んでいる街で、
家から徒歩数分の神社が「縁結びの神さま」だったことを、
今年初めて知りました。

「縁結びの神さま」にお目にかかろうとすると、
私にはいつも、怪奇現象が降りかかります。

某神社へは、地図をしっかり握りしめていたというのに、
かなりの勢いで迷子になりました。

ものすごく近いはずなのに、歩いても歩いてもたどりつかない。

また別の神社では、
最寄り駅に着いたとたんに雨嵐。
ひと気も、ものすごくないんです。
沿道に露店とか出てるのに誰もいない。

まっしぐらに「大凶」を引いたこともありましたね。
我が身を知りましたな。

そしてついに今日。近所の「じつは縁結び」神社へお参り。
そういえば入り口を知らないことに途中で気づくも、
この時期は「初詣はこちら!」的な赤い旗が立ってるんですね。
スムーズに入場。

参道には、ワラで作った大きな輪っかが立ててありました。
それを、くぐって左へ出て、くぐって右へ出て、を2度繰り返して神さまの前へ行くんですな。

強欲な私は「是が非でも良縁を!」的な限定的お願いではなく、
「やさしい気持ちでいられますように」と、
漠然と全体的に御利益を享受せんとする謙虚な強欲さを醸してみました。

さーどんな「縁」が待ってるだろうな!
by shibe0814 | 2015-01-05 12:51

お疲れ気味のあなたのもとへ行き、足を揉んだり話を聞いたり、ちょっと元気になってもらう「旅する保健室」の小川志津子がいろいろと書いてます


by 小川志津子