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オガワの腹ん中。

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涙って、わりと涸れない。

CTIジャパンの「プロセス・コース」を受けてきました。

私が勉強しているコーチングの、
4つの段階のうちの3つめです。

コーチも、クライアントも、
「今ここで湧き上がってる感情を深く味わいきる」のがその主旨なのだけれど、

まーーーくるしかった!!

ただ、その人のそばにいる。
その人が怒り始めても、泣き始めても、
絶望し始めても、そばにいる。

でも、一緒に波に飲まれちゃいけない。
共感して、一緒に揺れちゃいけない。
つきはなすことも、原因をつきとめることも、
好奇心を発動させていろいろ聴きたおすこともできない。

それは私にはとてもとても窮屈で、何だろう、
身に合わない拘束服を着せられてる感じでした。

でもね、みんながどんどん何かをつかんでいくのです。
「ともに寄り添う」ことの感覚を、みんながつかんでいく。
「どんな状況にあっても、クライアントと、ともにありたい」。
そんなことを言い始める。
リーダーもです。
「コーチは決して受動的ではなくて、
 クライアントに幸せになってほしいっていう、能動的な願いがあるんですよね」。

そんな声を遠く聞きながら、私は大変なことに気づいてしまったのです。


私は、誰かの幸せを、真に願うことができるだろうか。


私は、寄り添うことなら全然できるって思ってました。
生きづらさやしんどさを感じている誰かに、
そうだよね、くるしいよね、って背中に手を置く、
そんなの全然できるって思ってた。

なぜなら私も生きづらいから。

でもね、もし、その人が、私との交流を経て、
真に変化して、巣立ちの時を迎えたら、

私は素直に「おめでとー」って言えるだろうか。

むしろ、「私をおいていかないで」、って思ってしまうんじゃなかろうか。

もっと言うたら、私はその人の幸せを、妬んでしまうんじゃなかろうか。


……そこからはもう大変でした。
ずーーーーっと泣いてた。ひくついてました。
どうしよう、「大人の保健室」とか言うてる場合ではまるでないじゃないか。

涙もしゃっくりも止まらなくて、だいぶ長いこと授業を止めてしまった。
「何も説明しなくていいよ」「今その感情を味わい尽くして」
ってリーダーさんが言ってくれます。
でも、それでもなお私は、「沈黙を埋めなくちゃ」
「みんなに迷惑だから早く泣きやまなきゃ」って考えてしまう。

私は、自分とは合わない何かに出会うと、
「間違ってるのは私だ」「正すべきは私だ」って思ってしまう人です。

がんばってる時、「がんばらなくていいよ」って言われると、
「ああ大変だ、がんばっちゃいけないんだ!」ってなっちゃう人です。

自分を認めてあげて、許してあげて、ほめてあげて。
そんな言葉を頭上からざあざあ浴びせられても、
心の洗面器は空っぽのままです。だって底が抜けてるから。

いつからかはわからないけれど、
気がついたら私の洗面器は、ずいぶん前から底が抜けてたから。


私が目指すべきは、コーチングじゃないんじゃないかな。
授業中、そんなことも思いました。

「人の力になりたい」「笑顔が見たい」とかなんとか言って、
安易にコーチングを選んだ自分が恥ずかしくって死にそうでした。

ただ、打ち上げが終わって、いろんな人に言葉をもらった今言えることは。


人の幸せを心の底から祝えない人間の心なら、
私は身を持って知っている。
そしてそういう人が、ほんとは潜在的にたくさんいることも。

集え、ひねくれ者。
いつか愉快な宴会をしよう。


最後になりましたが、泣きどおしの私と「ともにいて」くれた皆さんありがとうございました。
ここから先は自分で考えるしかないけれど、
その「自分」は皆さんをはじめ、
今まで出会ったすべての人やものたちのかたまりなのだということを、
忘れたくないと思います。

さあ。また自分の人生を行こう。



by shibe0814 | 2016-08-22 11:19 | オガワの腹ん中

お疲れ気味のあなたのもとへ行き、足を揉んだり話を聞いたり、ちょっと元気になってもらう「旅する保健室」の小川志津子がいろいろと書いてます


by 小川志津子